毎年世界中のレストランを格付けした「世界のベストレストラン50」が発表・表彰されているのはご存知でしょうか。私はまったく食通ではないので、そのようなランキングがあるということはなんとなく知っている、という程度だったのですが、そのアジア版となる「アジアのベストレストラン50」の常連とも言えるレストランがなんとインド・デリーにあるということを知りまして。
せっかくデリーにいるのだから1度は訪れてみたいとは思ってはいたのですが、やはりそのようなレストランは私には少々高級で、しばらく憧れのレストランのままだったのです。
が、なんとツアーのお申し込みをしてくださったお客様が「ご一緒にいかがですか?」と誘ってくださって、私はついにその憧れのレストラン『Indian Accent(インディアン・アクセント)』に足を踏み入れる時が来たのです。神のようなお心遣いに感謝!
ということで、今日はその体験記を書きます。
と言っても、最初にお断りをすると全然まともな食レポはできないのですが、
インド=カレー、インド=全部カレー味、インド人=毎日カレーを食べている
インドの食のイメージと言えば、もうカレー一択と言えるぐらい強いイメージがあると思いますし、それもあながち間違いでもないですが、
インドにもこんなお店があるんだ!
と、”インド=カレー”というイメージに少しだけプラスαのイメージを持ってもらえるのではないかなと思いますので、よければご覧いただければと思います^ ^
目次
高級レストラン『Indian Accent(インディアン・アクセント)』
インディアン・アクセントとは
インドのニューデリーにある、インドで唯一『アジアのベストレストラン50』にランクインしているレストランです。このランキングから見れば、インドのナンバーワンレストランと言ってもいいでしょうか。過去5年間のランキングを調べてみても、2015年→13位、2016年→9位、2017年→30位、2018年→19位、そして今年2019年は17位と、アジアのベストレストランの常連とも言える名店なのです。
インディアン・アクセントの場所
インディアン・アクセントはニューデリー駅から南へ約8kmほど、車で約20分ぐらいのところにあります。とても有名なレストランなので、タクシードライバーさんに「インディアン・アクセント」と伝えるとすぐにわかると思います。
インディアン・アクセントの予約方法
インディアン・アクセントは予約制のレストランです。もしかしたら運が良ければ飛び込みでも飲食が可能な場合もあるかもしれませんが、当然人気店ですので予約はされた方がいいかと思います。
▼予約はインディアン・アクセントのHPよりすることができます。
Indian Accent Reservation
ランチ→12:00〜14:30
ディナー→19:00〜/21:45〜(二部制)
*月〜日まで毎日営業
予約受付は電話とメールでされていますが、電話は少々ハードルが高いので私はメールで予約をしました。予定が早めに決まっていたので1ヵ月半ほど前に予約をしました。予定が合うのがランチしかなかったので今回はランチの予約をしましたが、コースメニューに関する質問の返答も丁寧で早く、お客様との予定だったので念のため2日前に予約確認をしましたがその返答も速やかで、前日にもしっかりと予約確認メールが届きました。さすが名店、インドっぽさがゼロです笑
▼メニューやコース、料金はこちらから確認することができます。
Indian Accent Menu
食事はコース、アラカルトとどちらも選択可能です。私はお客様と相談をして、“Chef’s Tasting Menu”というコース料理のNON-VEGETARIAN(ノンベジタリアン)を選択しました。アラカルトは何を頼んだらいいのかわからくて難しいので^ ^
いざ『Indian Accent(インディアン・アクセント)』へ
店内の雰囲気
ランチが始まる12時より少し前に到着した私たちは、まず素敵なソファ席へと案内してもらってしばしそこで待ち、12時になると席へと案内されました。落ち着いていて高級感のある店内。隣の席との距離もほどよく取られていてゆったりと会話を楽しみながら食事ができるようにとの配慮がされているように感じました。素敵^ ^
ランチコース全メニュー
事前に“Chef’s Tasting Menu”というコース料理で予約をしていましたが、その他のメニューも案内をされたので、お席だけの予約でお食事は当日に選ぶ方式なのかもしれません。別のコースもアラカルトもその場で選択できるようだったので。
こちらは私たちが選択をした”Chef’s Tasting Menu”。左がベジタリアンメニュー、右がノンベジタリアンメニューです。見ても全然わかりません^_^;
そして、私たちのランチタイムがスタートです。これから私がいただいたお料理をすべてご紹介します。が、1つ1つ丁寧にメニューを説明してくださいましたが、どんな食材を使ったお料理かということがギリギリわかるぐらいで、あとはさっぱりわかりませんでしたのでご了承ください笑
▼前菜
正直どこまでが前菜かわからなかったですが、おそらくここまでが前菜でしょう。オシャレ過ぎです笑
1つ1つとても丁寧に調理されているのがわかる、とても美味しい前菜でした。ここから1つ1つのお料理にコメントを書きたいのですが、語彙力に自信がないのでやめておきます。目でお楽しみください笑
ここまで5品、ざっくりメインの食材だけお伝えすると、1品目:野菜(パコラというインド風天ぷらのようなもの)、2品目:チキン、3品目:カニ、4品目:ポークスペアリブ、5品目:チキン。
どれも全部美味しかったです!正直初めて食べる味もたくさんあって、インド料理をオシャレに斬新にアレンジするとこんな味になるのか、、、?と感心しながらいただきました^ ^
▼お口直しのシャーベット
このシャーベットが登場して、いつだいつだと思っていたメインがやっと次に出てくるのだろうということを悟りました笑 シャーベット1つもこんな風にオシャレに提供してくれて、目で見ても楽しめるしさすがだなと思いました。
▼メイン
メインが登場したのは、お腹もまあまあいっぱいになってきた頃。最初の前菜をいただいてからなんと2時間後!2時間もの間ずっと食べ続けていたかと思うと怖いですね笑
でもまだ食べ続けますからね^ ^
メインは2種類から選ぶことができました。右はお客様が選択したラム肉、左はラム肉が苦手な私が選択したお魚。
お魚のソースはマンゴーカレーだそうです。斬新( ̄▽ ̄;)
でもとても美味しかったです。メインのお料理と一緒に運ばれてきたのはダルという豆カレーとヨーグルトに何かが添えられたもの。それにパラタのような焼きたてのインディアンパン。もうお腹いっぱいです。
▼デザート
デザートは3種類のプレートで、オレンジシャーベットと、マンゴーソースに色々と入ったものに、ジャレビというインドの甘〜い揚げ菓子の上にムースみたいのがのったものでした。
ごちそうさまでした!
お会計
↑ 最後に出てきお口直しです。
・Chef’s Tasting Menu(ノンベジタリアン):3,900Rs×2名=7,800Rs
・sparkling water(炭酸水):395Rs×2本=790Rs
・TAX(諸々で28%):2560Rs
合計:11,150Rs(約17,000円)/2名
今回はランチということもあってお酒は飲みませんでしたが(飲んでいたら絶対全部食べられなかったと思います)、お酒を飲んでいたら+5,000円〜10,000円ぐらいになるでしょうか。もちろん飲むものと量によりますが、ご参考までに!
アジアのベストレストラン@デリーの感想
前菜の1品目をいただいてからデザートを食べ終えるまでの所要時間はなんとなんと、2時間半!食事の後に予定があったのでメイン料理のあとに急いでほしいということを伝えてこの時間です。たいていのコース料理は1時間半〜2時間ぐらいでしょうか?こんなにもゆっくりと時間をかけて食事をいただいたのは初めてでした。人生最長!
だからと言ってお料理の提供時間が遅いとかそういうことはまったくなく、どのお料理も絶妙なタイミングで運ばれてきましたし、会話を楽しみながら、お料理を味わいながら、気がついたら時間が経っていたという感じでした。
お料理は今まで食べたことのない味との出会いに何度もビックリしました。
“レストランは料理を食べに行くだけの場所ではなく空間や時間を楽しむ場所”
事前の予約対応からお店での接客サービス、そのすべてが洗練されていて、とても優雅で素敵な時間を過ごすことができました。食事の途中でシェフが各テーブルを回って挨拶をしていたところにも配慮を感じましたし、お手洗いには清掃の方が1人専属でいて、1人利用する度に清掃をしているようでした。ここがインドだということを忘れてしまうような素敵な空間でした。
今回はお客様のご好意でこのような経験をすることができましたが、たまには贅沢をして最高のサービスを受けるという時間を持つこと、経験をすることは大事なことだなと改めて思いました。背筋が伸びます。自己投資しなきゃですね^ ^
もしも機会がありましたら皆さまもインドの違った側面をご覧になってみてくださいね!
**アジアのベストレストラン50**
Indian Accent(インディアン・アクセント):2019年17位
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